県指定 史跡
ながいわやさんてんねんじ
長岩屋山天念寺
豊後高田市長岩屋
県指定 史跡
ながいわやさんてんねんじ
長岩屋山天念寺
豊後高田市長岩屋
国東半島に広がる天台宗の寺院群を六郷山【ろくごうさん】といいます。天念寺は、六郷山の3つのグループのひとつ中山【なかやま】に属しました。中世は長岩屋とよばれ、かつては、天念寺がある谷全体が境内地とされました。現在も、講堂や身滌神社【みそそぎじんじゃ】、川中不動などのゆかりの文化財をみることができます。
六郷山(ろくごうさん)
国東半島に分布する天台宗のお寺のグループ名です。六郷山の「六郷」は、古代の国東半島に6つの「郷」(行政単位)がおかれたことに由来し、国東半島全体という意味があります。
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六郷山【ろくごうさん】
六郷山(ろくごうさん)
国東半島に分布する天台宗のお寺のグループ名です。六郷山の「六郷」は、古代の国東半島に6つの「郷」(行政単位)がおかれたことに由来し、国東半島全体という意味があります。
もっとくわしく
天念寺は六郷山の中山本寺の1つで、中世は長岩屋と呼ばれていました。かつての境内地は、豊後高田市大字長岩屋の全域におよんでおり、このー帯に坊の跡や岩屋の跡と伝えられるところが点在しています。
指定地内には岩屋構造の講堂・身滌神社【みそそぎじんじゃ】(旧六所権現)や平安仏を安置した本堂、川中の巨石に不動とニ童子が刻まれた川中不動があります。付近には、七郎ケ迫の五輪塔群、円重坊の五輪塔群、建武5年(1338)銘の自然石坂碑などがあり、中世以来の寺院の面影を伝えています。
旧正月7日には講堂で国指定無形民俗文化財の修正鬼会【しゅじょうおにえ】が行われます。
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指定年月日 昭和54年5月15日