国指定 史跡
ちょうじゃやしきかんがいせき
長者屋敷官衙遺跡
中津市大字永添
国指定 史跡
ちょうじゃやしきかんがいせき
長者屋敷官衙遺跡
中津市大字永添
山国川の右岸の、中津平野を見下ろす台地の北端にあります。この遺跡は、8世紀中頃から10世紀前半の豊前国下毛郡衙【ぶぜんのくにしもげぐんが】の正倉【しょうそう】(倉庫)があったとされる古代官衙【かんが】(役所)遺跡です。非常に残りがよく、古代の役所の様相や変遷がわかります。
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長者屋敷官衙遺跡は、山国川の右岸にあり、中津平野を見下ろす台地の北端に立地します。この遺跡は、8世紀中頃から10世紀前半の豊前国下毛郡衙の正倉(納めた税の倉庫)があったとされる古代官衙遺跡です。
この遺跡の北側で東西にのびる道路は、豊前国府と宇佐神宮を結ぶ古代官道の跡とされています。また、見つかった高床式倉庫跡は、関西以西の郡衙では珍しい礎石建物でした。
遺跡の残存状況はよく、郡衙【ぐんが】の正倉域といわれる施設の構造や移り変わりが明らかになるなど、古代国家による地方支配のあり方がわかる遺跡として重要です。
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指定年月日 2010/2/22 -
管理団体 中津市