県指定 天然記念物
くらがたおじんじゃのしぜんりん
鞍形尾神社の自然林
日田市天瀬町馬原 鞍形尾神社
県指定 天然記念物
くらがたおじんじゃのしぜんりん
鞍形尾神社の自然林
日田市天瀬町馬原 鞍形尾神社
ウラジロガシを主体にして、イチイガシの巨樹【きょじゅ】も一部みられる、まとまりのある貴重【きちょう】な自然林です。
もっとくわしく
日田市天瀬町の西部、標高約240mの丘にある神社林です。拝殿の北側と東側の丘から南側にかけて、ウラジロガシ林が境内林【けいだいりん】として残されています。ウラジロガシが主体となる林で、イチイガシの巨樹【きょじゅ】も一部みられます。
森林の内部はいろいろな高さの木や草がいっしょに生えていることがわかります。このような森のつくりを「階層構造【かいそうこうぞう】」といい、地表からの高さによって、高木層【こうぼくそう】、亜高木層【あこうぼくそう】、低木層【ていぼくそう】、草本層【そうほんそう】などに分けられます。高木層にウラジロガシ、イチイガシ、亜高木層にヤブニッケイ、ヤブツバキ、低木層にヒサカキ、草本層にマルバベニシダ、マメヅタがみられます。ウラジロガシ、イチイガシともに樹高は20mほどです。このような自然林は県内でも少なく、大変貴重です。
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指定年月日 昭和56年 3月31日 -
所有者 鞍形尾神社