県指定 有形文化財
かざせいたび
風瀬板碑
臼杵市野津町大字西畑
県指定 有形文化財
かざせいたび
風瀬板碑
臼杵市野津町大字西畑
石を板のように薄く長く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんの三角形にし、上の方に横線を刻んだものもあります。この板碑は高さが約2mあり、額部には大日如来の種子【しゅじ】が、碑身部には阿弥陀如来の種子が刻まれています。彫られている文字から、室町時代に造られたものであることがわかります。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
-
種子【しゅじ】
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
もっとくわしく
高さ1.93mの板碑です。
額部【がくぶ】には大日如来の種子【しゅじ】を彫り、碑身【ひしん】上半分には蓮座上に阿弥陀如来の種子が彫られています。下半分の銘文には、すべての人々にあまねく利益【りやく】があるように、人々が集まり、講をつくり、建てたとあります。また、明徳3年(1392)5月16日につくられたこともわかります。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
-
指定年月日 昭和55年4月8日 -
記号番号 建第160号 -
種別 建造物 -
所有者 個人