国指定 重要文化財
りゅうがんじおくのいんらいどう
龍岩寺奥院礼堂
宇佐市院内町大門290-2 龍岩寺
国指定 重要文化財
りゅうがんじおくのいんらいどう
龍岩寺奥院礼堂
宇佐市院内町大門290-2 龍岩寺
かつて、仏さまを安置するところと人々が礼拝するところの建物が異なる場合、仏像を安置する建物を正堂【しょうどう】、礼拝する建物を礼堂【らいどう】といいました。龍岩寺奥院の礼堂は、そうした昔のお堂の様子を伝える建物です。
もっとくわしく
龍岩寺は曹洞宗【そうとうしゅう】の寺院で、切り立つ山の岩窟に奥院【おくのいん】があり、国指定重要文化財の阿弥陀如来坐像【あみだにょらいざぞう】・薬師如来坐像【やくしにょらいざぞう】・不動明王坐像【ふどうみょうおうざぞう】を安置しています。こうした仏を礼拝する場として、つくられた建物が礼堂【らいどう】です。
建物の部材に残る墨書【ぼくしょ】には、弘安9年(1286)の年号が記されています。遅くとも、この時期に建てられてことがわかります。龍岩寺の場合、仏像を安置する場が岩窟であることが特徴で、切り立った岩山に、仏さまを安置しにしたことは、かつてこの場所が「聖なる空間」であったためとみられます。
お堂は、正面6.85m、側面3.65mです。
-
指定年月日 1954/9/17 -
記号番号 建第1314号 -
種別 建造物 -
所有者 龍岩寺