国指定 天然記念物
いぬわし
イヌワシ
国指定 天然記念物
いぬわし
イヌワシ
イヌワシは、由布市・九重町・竹田市にまたがるくじゅう山系の人の寄りつかない崖などの高い木の上に巣をつくり、ノウサギやヤマドリなどをエサとしています。全国でも数百羽しか生息が確認されていないとても珍しい鳥です。
もっとくわしく
イヌワシは、ワシタカ科イヌワシ属の猛禽類で、学名はAquila chrysaetosです。体長は80㎝前後、両翼を広げた長さは約2mあります。羽は全体的に黒褐色で、後頭部は黄褐色をおびています。切り立った崖壁や急傾斜地にある高木に営巣し、ノウサギやヤマドリ等を主な餌としています。大分県では、昭和61~63年度の学術調査で生息が確認され、平成15年の観察例を最後に、近年は姿をみたという確実な報告はありません。イヌワシの生息域は広く、由布市・九重町・竹田市にまたがるくじゅう山系に生息しています。貴重な種であり、全国でも数百羽しか生息しておらず、指定希少野生動植物に指定されています。
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指定年月日 昭和40年5月12日