国指定 特別天然記念物
かもしか
カモシカ
国指定 特別天然記念物
かもしか
カモシカ
カモシカはシカという名前がついていますが、シカではなく、ヤギやヒツジと同じウシ科の仲間です。中国地方を除いた本州、四国、九州に生息する日本固有の種です。九州では大分県、宮崎県、熊本県の山地にすんでいます。
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哺乳類 ウシ目(偶蹄目)ウシ科
カモシカ(二ホンカモシカ)は日本の固有種です。台湾に生息するタイワンカモシカや東南アジアに生息するスマトラカモシカと同じカモシカ属に分類されます。「ニクシシ」「ニク」「アオ」などとも呼ばれることもあります。頭から胴体までの長さは1.2m程度で、体重は30㎏ほどになります。全身に長い毛がすきまなく生えていて、毛色は黒色、褐色、白色の3種が混ざっています。オスメスともに、14㎝前後の黒い短い角があり、生えかわることはありません。現在、九州では大分県、熊本県、宮崎県で生息が確認されています。
目の下にある黒い部分は「眼下腺【がんかせん】」といって、ここから出る分泌物【ぶんぴぶつ】を木などにこすりつけてニオイを付けることでなわばりの主張をします。
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指定年月日 1955/2/15