県指定 有形文化財
しもかわくぼくにさきとう
下川久保国東塔
速見郡日出町藤原

県指定 有形文化財
しもかわくぼくにさきとう
下川久保国東塔
速見郡日出町藤原
国東半島一帯には、独特のデザインの石塔があります。「宝塔」という石塔をもとにしたもので、「国東塔」と呼ばれます。この宝篋印塔は、妙生寺跡と伝えられる地蔵堂の境内に、宝篋印塔と並んで立っています。写真では左側の少し大きい方です。高さは約2.3mで、塔身にはつくられた年号以外にも、銘文【めいぶん】が彫られていた跡が残っています。
銘文(めいぶん)
石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

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銘文【めいぶん】
銘文(めいぶん)
石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。
もっとくわしく
基礎は3段あり、第3重の4面は2区に分けられ、格狭間【こうざま】が刻まれています。台座は反花と蓮華座で構成されています。塔身は球形の上下を切りとって首部をつけた形で、「永和二二年(1378)戊午□□敬白」や、その他多数刻銘のあとが残っています。笠と相輪はずんぐりとした印象を受けます。露盤の4面はそれぞれ2区に分かれて格狭間が刻まれています。宝珠を取り囲む火焔【かえん】には特徴があります。石材には凝灰岩が使われています。
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指定年月日 昭和49年3月19日 -
記号番号 建第91号 -
種別 建造物 -
所有者 地区