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指定区分していくぶん

県指定/建造物

時代じだい

室町時代・永和3年(1378)

エリア

日出町

県指定 有形文化財

しもかわくぼくにさきとう

下川久保国東塔

速見郡日出町藤原

県指定 有形文化財

しもかわくぼくにさきとう

下川久保国東塔

速見郡日出町藤原

国東半島一帯には、独特のデザインの石塔があります。「宝塔」という石塔をもとにしたもので、「国東塔」と呼ばれます。この宝篋印塔は、妙生寺跡と伝えられる地蔵堂の境内に、宝篋印塔と並んで立っています。写真では左側の少し大きい方です。高さは約2.3mで、塔身にはつくられた年号以外にも、銘文が彫られていた跡が残っています。

もっとくわしく

基礎は3段あり、第3重の四面は2区に分けられ、格狭間【こうざま】が刻まれています。台座は反花と蓮花座で構成されています。塔身は球形の上下を切りとって首部をつけた形で、「永和三年(1378)戊午□□敬白」や、その他多数刻銘のあとが残っています。笠と相輪はずんぐりとした印象を受けます。露盤の四面はそれぞれ2区に分かれて格狭間が刻まれています。宝珠を取り囲む火焔【かえん】には特徴があります。石材には凝灰岩が使われています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和49年3月19日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第91号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    地区