県指定 無形民俗文化財
なかのはるいしぶろ
中ノ原石風呂
豊後大野市緒方町井ノ上
県指定 無形民俗文化財
なかのはるいしぶろ
中ノ原石風呂
豊後大野市緒方町井ノ上
住宅の裏山の岩壁をくりぬいて造られてた石風呂です。内部のかまどで石を焼き、薬草を入れた水ために石を投入して、その湯気で蒸浴したといわれています。明治時代の初め頃まで使用されていました。
もっとくわしく
個人の家屋の裏山の岩壁をくりぬいて造られています。内部の高さは188㎝、奥行き214㎝、横幅300㎝です。室内左側に深さ54㎝の水溜め、奥壁のやや右側に横穴をほってかまどが造られています。このかまどで人頭大の石を焼き、焼け石を石菖等の薬草を入れた水溜めに投入し、その湯気で蒸浴したといわれています。豊後大野市緒方町内に分布する他の石風呂とは異なる形式をしています。明治時代の初め頃まで使用されていました。他の石風呂同様に、疲労回復や腰痛等に効果があったといわれています。
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指定年月日 昭和42年3月31日