県指定 史跡
なかつじょう
中津城
中津市
県指定 史跡
なかつじょう
中津城
中津市
山国川からわかれる中津川の河口に位置する総石垣の城です。黒田孝高【くろだよしたか】が天正16年(1588年)に築城し、慶長5年(1600)に細川忠興【ほそかわただおき】が大規模に改修したことで、現在に近いの形になりました。その後は、歴代中津藩主居城として使われました。
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山国川からわかれる中津川の河口に位置する総石垣の城です。本丸を中心に川に向かって扇形に広がっています。豊前国に入国した黒田孝高が天正16年(1588年)に築城しました。その後、慶長5年(1600)に豊前に入国した細川氏が大規模に改修し、現在の形になりました。
黒田氏が構築した石垣は自然石を使った野面積み【のづらづみ】と呼ばれる積み方で、九州にある近世城郭の石垣でも古いものです。また、一部に唐原神籠石【とうばるこうごいし】の石材を転用しています。細川氏の改修では粗く割った石材を使用しており、所々に黒田氏の石垣の上に細川氏の石垣が乗っている箇所があります。
細川氏が転封した後、中津藩主を務めた小笠原氏、松平氏の居城として使われました。今立っている模擬天守は昭和39年(1964)に建てられたものです。
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指定年月日 平成26年2月14日