県指定 史跡
なかつじょうおかこいやま
中津城おかこい山
中津市1903番地 自性寺
県指定 史跡
なかつじょうおかこいやま
中津城おかこい山
中津市1903番地 自性寺
中津城下町の外側を囲っていた通称「おかこい山」と呼ばれる大きな土塁【どるい】です。現在は大半が失われましたが、自性寺【じしょうじ】の境内に最も良好な状態の土塁が残っています。
もっとくわしく
中津城下町は、中津川に面した北東部以外が陸続きです。そこの防備を固めるために、通称「おかこい山」と呼ばれる大きな土塁が築かれました。17世紀中頃の絵図には書かれているため、細川氏が中津にいた頃には築かれていたようです。
現在、土塁の大半は失われていますが、最も残りがよい土塁が自性寺の境内に残っています。「おかこい山」の残存部分は、上端の幅が4.8m、下端の幅は16m、内側の高さが4.1m、外側の高さが5.3mと、巨大な土塁であったことがわかります。
城下町を含む城全体を囲う防備を「総囲い」と呼びますが、九州の城で残っているのは中津城のみのため、大変貴重な文化財と言えます。
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指定年月日 平成21年3月17日