県指定 有形文化財
なかませきどう
中間石幢
大分市上志津留
県指定 有形文化財
なかませきどう
中間石幢
大分市上志津留
神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。この石幢は、直径1mを超える大きな笠が特徴です。笠の裏にに残る墨で書かれた文字から、大分県で最も古い重制石幢(部材をいくつも重ねて造られた石幢)とされます。
もっとくわしく
高さは2.22mあり、笠は直径1.45mあります。大きな笠は内ぐりも深く、その裏には「奉六地蔵菩薩 造立 応永六年十月廿二日(以下34人の名)」の墨書が確認できます。応永6年(1399)ということは、現在のところ県内最古の重制石幢です。龕部【がんぶ】は八角形で六地蔵・司命・童子形を彫っています。
-
指定年月日 昭和55年4月8日 -
記号番号 建第155号 -
種別 建造物 -
所有者 地区