県指定 史跡
くちとまがいぶつ
口戸磨崖仏
大分市口戸
県指定 史跡
くちとまがいぶつ
口戸磨崖仏
大分市口戸
大分県内では数少ない石窟【せっくつ】形式の磨崖仏です。3つの龕【がん】に各1躯の像が彫られています。室町時代の作です。
龕(がん)
くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。
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薬研彫り【やげんぼり】
薬研彫り(やげんぼり)
石に文字を刻むときに、断面がV字になるようにする彫り方です。薬をすりつぶすための道具である「薬研」に形状が似ているため、薬研彫りと呼ばれています。
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龕【がん】
龕(がん)
くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。
もっとくわしく
大分県内では数少ない石窟【せっくつ】形式の磨崖仏です。3つの龕【がん】を造り各1躯の像が彫られています。中央の龕には女神像、向って右の龕には僧形半跏【はんか】像、向って左側の龕には切妻屋根石殿風の屋形の中に、1面4臂の女神立像が彫られています。中央龕の左壁に、薬研彫り【やげんぼり】の「小倉山」の文字があり、宇佐八幡を勧請【かんじょう】したものであることが分かります。中央像が比売神、僧形像が応神天皇、1面4臂像か神功皇后ということであろうか。室町時代の作です。
薬研彫り(やげんぼり)
石に文字を刻むときに、断面がV字になるようにする彫り方です。薬をすりつぶすための道具である「薬研」に形状が似ているため、薬研彫りと呼ばれています。
龕(がん)
くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。
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指定年月日 昭和44年3月22日 -
附 磨崖五輪双塔