県指定 史跡
ふきあげいせき
吹上遺跡
日田市大字小迫字吹上原
県指定 史跡
ふきあげいせき
吹上遺跡
日田市大字小迫字吹上原
弥生時代の集落やお墓の遺跡です。お墓からは、青銅や鉄でできた武器、沖縄の貝のブレスレットをつけた人が見つかっています。当時の日田には、外のムラと交流し、きれいなものをたくさんもらっていた指導者がいたことがわかります。
もっとくわしく
弥生時代前期末から古墳時代初めにかけての集落や墓地の遺跡です。なかでも甕棺墓には貝輪を装着した人骨がよく保存されており、銅戈・鉄剣・ゴホウラ製貝輪・玉類などが副葬されていました。また、木棺墓には銅剣・銅製把頭飾などが副葬されていました。こういった副葬品の内容は、九州のみならず、南海や朝鮮半島ともつながりがあった首長の性格を示しています。これら出土品のうち577点が国重要文化財の指定を受けています。吹上遺跡のような弥生時代の墳墓は、大分県下ではとても貴重な例です。
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指定年月日 平成8年3月29日