国指定 重要文化財
おおいたけんふきあげいせきしゅつどひん
大分県吹上遺跡出土品
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
国指定 重要文化財
おおいたけんふきあげいせきしゅつどひん
大分県吹上遺跡出土品
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
この遺跡から、弥生時代の王様と思われる、偉い人のお墓が見つかりました。大分でも、弥生時代の中頃から王様を中心にしたクニができ始めていたことがわかります。
もっとくわしく
吹上遺跡【ふきあげいせき】は、日田市北部の吹上原台地【ふきあげばるだいち】にある弥生時代の遺跡です。
この遺跡で発掘された甕棺墓【かめかんぼ】と木棺墓【もっかんぼ】から、銅剣や銅戈【どうか】などの武器、貝輪【かいわ】や勾玉【まがたま】などの装飾品が大量に出土しました。この中から、577点が国重要文化財の指定を受けています。
当時としては貴重な品々が多く、多くの貝輪を腕に装着していることから、一般人と同じ労働をしない王様のような人物が埋葬されていたと考えられています。
これらの遺物は、弥生時代における偉い人の葬式の実態を知る上で、重要な資料です。
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指定年月日 2010/6/29 -
記号番号 考 593号 -
種別 考古資料 -
所有者 日田市