県指定 有形文化財
みょうらくじいたび
妙楽寺板碑
宇佐市木内326 妙楽寺
県指定 有形文化財
みょうらくじいたび
妙楽寺板碑
宇佐市木内326 妙楽寺
石を板のように薄く長く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんを三角形にし、上の方に横線を刻んだものもあります。この板碑は妙楽寺境内にある2基で一対のもので、同じ大きさ同じ形をしています。2基とも碑身に大きく種子【しゅじ】が彫られています。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
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種子【しゅじ】
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
もっとくわしく
同形同大、2基で1対のこの板碑は、石の台の上に立っていて高さは1.37mほどあります。それぞれ1石で造られており、求菩提山【くぼてさん】を復興した祖と称えている頼厳上人【らいげんしょうにん】供養のために、上人ゆかりのこの地に、造られたものと伝えられています。向って右は碑身に大きく阿弥陀如来の種子が彫られ、その下に「大願主沙弥道内 敬白」の銘文があります。向かって左は碑身に大きく釈迦如来の種子が彫られ、その下に「右奉為頼厳 上人也 貞和二年(1346)四月五日」と銘文があります。
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指定年月日 昭和53年3月31日 -
記号番号 建第133号 -
種別 建造物 -
所有者 妙楽寺