県指定 有形文化財
うさじんぐうたち
宇佐神宮太刀
宇佐市大字南宇佐2859 宇佐神宮
県指定 有形文化財
うさじんぐうたち
宇佐神宮太刀
宇佐市大字南宇佐2859 宇佐神宮
信国という刀工によって、江戸時代につくられ、宇佐神宮に奉納されました。長さは130㎝を超える、とても大きな太刀です。信国派は全国で活躍したと伝わる刀工一派ですが、筑前国(いまの福岡県)で活躍した一派の作品と考えられます。室町時代からの伝統的な作風を守ろうとする努力がうかがえる作品です。
もっとくわしく
長さ130㎝を超える大きな太刀です。銘は表に「九州筑前住源信国作左右衛門尉吉貞」裏に「寛文拾二年八月吉日」と切っています。南北朝期、山城国で始まった信国は大友氏の庇護を受け、永亭三年頃宇佐に定住し、更に筑前などで作刀したと伝わります。この大太刀は見事な出来で、室町初期を狙ったものとうかがえます。江戸時代初期の太刀ですが、山城伝を守り続けている歴史と努力が伺えます。
長さ135.5㎝。反り5.2㎝。刃文は大湾れに丁字交じり、小沸つき、匂本意。帽子は5.6㎝の大切先で、沸込み大丸となる。生茎で栗尻。鑢は筋違い。
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指定年月日 昭和59年3月30日 -
記号番号 工第63号 -
種別 工芸品 -
所有者 宇佐神宮