県指定 有形文化財
ほうめいじくにさきとう
宝命寺国東塔
国東市武蔵町小城534 宝命寺
県指定 有形文化財
ほうめいじくにさきとう
宝命寺国東塔
国東市武蔵町小城534 宝命寺
国東半島一帯には、独特のデザインの石塔があります。「宝塔」という石塔をもとにしたもので、「国東塔」と呼ばれます。この国東塔は高さが約4mもあり、重量感のある石塔です。
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基礎は3重で、第3重の四面には格狭間【こうざま】が刻まれています。台座は反花のみで、塔身は茶壺形、笠は照屋根で軒ロは二重になっています。露盤は各面とも2 区に分かれていて、それぞれ格狭間を刻んでいます。相輪の9つの輪は他の国東塔と比べて請花から第1輪までの間隔が広すぎる印象がありますが、全体としては形はよいものです。銘文はありませんが、形状の特徴から鎌倉時代末から南北朝時代の造立と推定されます。
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指定年月日 昭和51年3月30日 -
記号番号 建第120号 -
種別 建造物 -
所有者 宝命寺