県指定 無形民俗文化財
みやぞのがく
宮園楽
中津市耶馬溪町大字宮園
県指定 無形民俗文化財
みやぞのがく
宮園楽
中津市耶馬溪町大字宮園
雲八幡神社の夏祭りである「おんばらい大祭」の中で毎年7月29日に奉納される民俗芸能です。宮園楽は河童封じ【かっぱふうじ】の楽の典型例として貴重です。
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雲八幡神社の夏祭りである「おんばらい大祭」の中で毎年7月29日に奉納される民俗芸能です。旧庄屋宅(現宮園公民館)から楽の行列が出発し、道楽を奏して神社まで練り歩きます。境内の楽庭に参入し、「筑後楽由来」を奏上した後に、中央に4人の河童、周囲に大団扇を扇ぐ役を配置して舞いが行われます。
宮園楽は、源流である筑後地方(福岡県の一部)には現存していない河童楽を、玖珠町の大浦楽【だいうらがく】や山下岩戸楽、日田市の磐戸楽とともに今に伝えています。
河童楽には河童封じの楽と雨乞いの楽があり、宮園楽は河童封じの楽の典型例として貴重です。かつては宮園地区のみで実施していましたが、保存会の結成に伴い、橋本・江渕【えぶち】・一ッ戸の3地区の住民も参加するようになりました。また、子どもの役である毛槍には、下郷小学校の児童が参加するようになっています。
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指定年月日 平成29年3月7日 -
所有者 宮園かっぱ楽保存会