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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

応安7年(1374)・室町時代

エリア

玖珠町

県指定 有形文化財

いわむろほうきょういんとう

岩室宝篋印塔

玖珠郡玖珠町大字岩室

県指定 有形文化財

いわむろほうきょういんとう

岩室宝篋印塔

玖珠郡玖珠町大字岩室

宝篋印塔【ほうきょういんとう】は仏塔の一種で、室町時代の応安7年(1374)の年号が記されています。年号が記され、全ての石材もそろっており、玖珠地方の宝篋印塔として貴重な資料です。

もっとくわしく

玖珠地方の宝篋印塔としては、紀年銘があり、すべての部材が現存しており。大変貴重な資料です。断面楕円で刻みの浅い九輪部や側面無地の隅飾突起など、表現形式の退化が見られます。
総高は、236cm(後補である最下段部を除く)です。塔身には薬師如来、観音菩薩、阿弥陀如来、釈迦如来の種子とともに、室町時代(南北朝時代)の応安7年(1374)の年号が彫られています。一方で、四つの種子と方角が合っていないことなどから、「岩室宝篋印塔」は、現在地ではなく、かつて付近にあったとされる「般若寺」の境内につくられたものが移転した可能性もあります。
 銘文:応安七年甲寅三月二十四日

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成26年2月14日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第215号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人