県指定 有形文化財
ともえがたどうき
巴形銅器
大分市牧緑町1-61 大分県立埋蔵文化財センター
県指定 有形文化財
ともえがたどうき
巴形銅器
大分市牧緑町1-61 大分県立埋蔵文化財センター
巴形銅器とは、半球体から卍字状に突起が広がっている青銅器で、弥生時代〜古墳時代の遺跡から出土しています。この巴形銅器は雄城台遺跡【おぎのだいいせき】(現雄城台高校)から出土しました。
もっとくわしく
平成6年に、雄城台高校の設備建設工事に伴う事前調査として、雄城台遺跡の発掘調査が実施されました。そこで検出された、弥生時代の集落跡のピット(穴)の底に、立てて収納されている状態で、この巴形銅器が出土しました。出土状況から、集落の祭祀で用いられていたと考えられます。大分県内では、初めての出土例です。
この巴形銅器は、全径5.5cmで厚さが0.9cm、半球に6つの脚がついており、半球の裏側は空洞で鈕【ちゅう】(突起状のつまみ)がついています。また、6つの脚の裏に綾杉文様がついています。
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指定年月日 平成11年3月23日 -
記号番号 考第26号 -
種別 考古資料 -
所有者 大分県