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指定区分していくぶん

県指定等/有形文化財/建造物

時代じだい

鎌倉時代・元徳2年(1330)

エリア

由布市

県指定 有形文化財

じこうじせきぞうほうとう

慈航寺石造宝塔

由布市挾間町篠原204 慈航寺

県指定 有形文化財

じこうじせきぞうほうとう

慈航寺石造宝塔

由布市挾間町篠原204 慈航寺

慈航寺裏の墓地にあります。高さは1.97mで、相輪が一部欠損しています。現在の慈航寺は臨済宗ですが、寺伝では古くは天台宗であったと伝わります。この宝塔の存在と銘文【めいぶん】の内容は、その寺伝を裏付ける証拠といえます。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

用語解説

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

重元山慈航寺裏の墓地にあります。高さ1.97mで、相輪の上部が欠けていますが、他はそろっています。塔身四方には大日を示す種子として、「ア」という梵字が彫られています。さらに塔身には「元徳二[庚午]三廿二[阿闍梨定心]」の刻銘があります。元徳2年(1330)3月22日に造立されたことを示します。元徳2年(1330)3月22日に造立されたことを示します。現在同寺は臨済宗ですが、寺伝では古くは天台宗であったといいます。密教系の塔である宝塔、銘文【めいぶん】に天台・真言宗の僧位を示す「阿闍梨【あじゃり】」の文字があることなどから、寺伝を裏付ける塔といえます。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和48年3月20日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第80号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    慈航寺