県指定 史跡
げっけいじけいだい
月桂寺境内
臼杵市二王座
県指定 史跡
げっけいじけいだい
月桂寺境内
臼杵市二王座
月桂寺は臼杵藩5万石の藩主稲葉家歴代の菩提寺です。慶長13年(1608)に2代藩主稲葉典通により建てられました。月桂寺にみるような寺院や墓所のあり方は、参勤交代制のもとでも国元における菩提寺のあり方をよく示している点が貴重と評価されています。
もっとくわしく
本堂、経蔵、中門、地蔵堂、観音堂、霊屋2棟などから構成されます。本堂は寛正7年(1795、棟札による)建立、経蔵は天保12年(1841、心柱墨書による)建立、中門は天明7年(1787)建立です。本堂背面には優れた庭園もあります。庫裏は大正13年(1924)の建立です。大分県下には国指定史跡となっている岡藩主中川家墓所(碧雲寺ほか)がありますが、それ以外の各藩の藩主菩提寺と比較してみた場合でも、この月桂寺は全体的に保存が良く、また優れた歴史的特色を持つと評価されます。
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指定年月日 平成10年3月20日 -
記号番号 第95号 -
種別 史跡