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指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

平安時代

エリア

豊後高田市

国指定 重要文化財

もくぞうふどうみょうおうにどうじりゅうぞう

木造不動明王二童子立像

豊後高田市田染真木1796 真木大堂

国指定 重要文化財

もくぞうふどうみょうおうにどうじりゅうぞう

木造不動明王二童子立像

豊後高田市田染真木1796 真木大堂

 真木大堂は、近くにあったお寺にまつられていた仏像が大集合しています。
 明王【みょうおう】は、どのような人でも仏教の教えに導こうとする存在です。なかでも、不動明王は怖い表情をしていますが、怒りと慈悲の仏です。

明王(みょうおう)

仏像の4つのグループのひとつ。密教のなかで考えだされたグループです。どのような人でも、仏教の教えに導こうとする者です。そのため、怖い顔をしています。

用語解説

  • 寄木造【よせぎづくり】

    寄木造(よせぎづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。

  • 明王【みょうおう】

    明王(みょうおう)

    仏像の4つのグループのひとつ。密教のなかで考えだされたグループです。どのような人でも、仏教の教えに導こうとする者です。そのため、怖い顔をしています。

  • 光背【こうはい】

    光背(こうはい)

    仏像の後には、板のようなものがついています。これは、光をあらわしたものです。仏教では、ブッダ(お釈迦さま)がさとりを開いた時、かがやきはじめたといいます。光背は、そのかがやきをあらわしたものです。ただ、明王は、怒りを示す炎をデザインしています。

  • 一木造【いちぼくづくり】

    一木造(いちぼくづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

もっとくわしく

不動明王は、右手に剣、左手に羂索【けんさく】という投げ縄のような武器を持っています。明王は、像の後にある光背【こうはい】が、炎の形をしています。また、この不動明王像にしたがう2人の童子は、矜羯羅【こんがら】(向かって右)と制?迦【せいたか】(向かって左)といいます。制?迦は、不動明王の怒りの姿、矜羯羅は不動明王の慈悲の姿をあらわしたといいます。
 不動明王は、カヤを用いた一木造【いちぼくづくり】で、像高【ぞうこう】は249.1㎝、二童子は、ヒノキを用いた寄木造【よせぎづくり】で、矜羯羅童子が像高125.8㎝、制?迦童子が像高129.5㎝です。

寄木造(よせぎづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。

光背(こうはい)

仏像の後には、板のようなものがついています。これは、光をあらわしたものです。仏教では、ブッダ(お釈迦さま)がさとりを開いた時、かがやきはじめたといいます。光背は、そのかがやきをあらわしたものです。ただ、明王は、怒りを示す炎をデザインしています。

一木造(いちぼくづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1950/8/29
  • 記号番号きごうばんごう
    彫2117号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    真木大堂