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指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

平安時代

エリア

杵築市

国指定 重要文化財

もくぞうそうぎょうはちまんしんざぞう・じょしんざぞう

木造僧形八幡神坐像・女神坐像

杵築市奈多229 八幡奈多宮

国指定 重要文化財

もくぞうそうぎょうはちまんしんざぞう・じょしんざぞう

木造僧形八幡神坐像・女神坐像

杵築市奈多229 八幡奈多宮

 日本の神は、姿なき存在でした。仏教の影響のもと、神の姿を表現するようになりました。八幡神がお坊さんのような姿をしているのは、奈良時代の終わりころに八幡神は出家し、仏教の道にはいったと考えられたからです。神仏習合【しんぶつしゅうごう】のさきがけといえます。

神仏習合(しんぶつしゅうごう)

仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。

用語解説

  • 神仏習合【しんぶつしゅうごう】

    神仏習合(しんぶつしゅうごう)

    仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。

  • 一木造【いちぼくづくり】

    一木造(いちぼくづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

もっとくわしく

 3体の像は、いずれも一木造【いちぼくづくり】です。姿を刻んだ時のノミの跡をみることができ、衣や髪の毛には色がのこっています。
 古く、宇佐八幡宮は6年に1回、御神体を新しくするならわしがありました。行幸会【ぎょうこうえ】とよばれ、八幡奈多宮【はちまんなだぐう】は、古い御神体が宇佐から国東半島を巡り、終点というべき地でした。
 僧形八幡神像は応神天皇【おうじんてんのう】、女神像のうち、頭の上で髪の毛を結い上げる像は、比売大神【ひめおおかみ】、宝冠【ほうかん】をかぶる像は神功皇后【じんぐうこうごう】とされてきました。像高【ぞうこう】は僧形八幡神像が53.5㎝、比売大神像が49.0㎝、神功皇后像が55.2㎝です。
 
 

一木造(いちぼくづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1950/8/29
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第2122号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    八幡奈多宮