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指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

平安時代

エリア

日田市

国指定 重要文化財

もくぞうとばつびしゃもんてんりゅうぞう

木造兜跋毘沙門天立像

日田市城町2丁目618 永興寺仏像収蔵庫

国指定 重要文化財

もくぞうとばつびしゃもんてんりゅうぞう

木造兜跋毘沙門天立像

日田市城町2丁目618 永興寺仏像収蔵庫

まっすぐにたち、思わず「おおっ」となる独特の姿。
ささているのは地天女【ちてんにょ】。
平安京の羅城門【らじょうもん】に安置された姿の毘沙門天です。

用語解説

  • 一木造【いちぼくづくり】

    一木造(いちぼくづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

もっとくわしく

地天女に両足をささえられ、宝冠をかぶり、金鎖甲【きんさこう】とよばれる鎧をまとう毘沙門天。こうした姿の毘沙門天を「兜跋毘沙門天」といいます。
兜跋毘沙門天は、京都の東寺【とうじ】などにもありますが、この像は平安時代後期の作のひとつです。また、頭部から体、地天女までを1つの材でつくった一木造【いちぼくづくり】の像です。像高【ぞうこう】は184.7㎝。
なお、この像は大蔵永季【おおくらながすえ】という、平安時代に活躍した日田の豪族をモデルにしたといわれています。

一木造(いちぼくづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1950/8/29
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第2112号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    永興寺