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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

平安時代

エリア

豊後高田市

県指定 有形文化財

もくぞうきちじょうてんりゅうぞう

木造吉祥天立像

豊後高田市長岩屋1152-1 天念寺

県指定 有形文化財

もくぞうきちじょうてんりゅうぞう

木造吉祥天立像

豊後高田市長岩屋1152-1 天念寺

天念寺【てんねんじ】は、国東半島独特のおまつりの修正鬼会【しゅじょうおにえ】が開催されるお寺です。吉祥天は、もともとインドの女神です。その姿を表現する時、着物のヒモの結び目が体の前に2ヶ所あり、中国の女性の服装をしています。

用語解説

  • 一木造【いちぼくづくり】

    一木造(いちぼくづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

もっとくわしく

吉祥天は、インドの女神です。一説には毘沙門天【びしゃもんてん】の妻あるいは妹ともいわれています。かつて、1年の終わりに、その年におかした過ちや罪を仏の前であやまり、悔いる「悔過」【けか】という行事が行われました。吉祥天は、悔過の本尊となることが多かったといいます。
天念寺【てんねんじ】は、昭和16年(1941)に水害にあいました。お寺にあった仏像も被災したといいます。この像も、そうした災いをへて、いまに伝わっています。
カヤを用いた一木造【いちぼくづくり】で、像高【ぞうこう】は107.0㎝です。

一木造(いちぼくづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和46年3月23日
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第46号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    天念寺