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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

江戸時代

エリア

竹田市

県指定 有形文化財

もくぞうだんしんざぞう

木造男神坐像

竹田市大字拝田原159

県指定 有形文化財

もくぞうだんしんざぞう

木造男神坐像

竹田市大字拝田原159

江戸時代に、岡藩を治めた中川家の3人の当主の像です。江戸時代のお殿様の彫刻として重要な作品です。神社のご神体として大切にされており、つくられた時の姿をよく残しています。

もっとくわしく

中川家の太祖清秀、その嫡男秀政、秀政の弟で初代岡藩主秀成の像です。中川清秀像が250回忌の法事に際し造立され、中川秀政像と中川清秀像が文久3年正月に製作され、同年3月に3者に対し神号が送られています。由縁が明確であり、江戸時代の藩主の肖像彫刻としての威厳と品格を備えた作品です。保存状態も良好であり、江戸時代の彫刻史の動向を知るうえにも貴重です。3躯ともに桧材を使用した寄木造で、玉眼を嵌入し、彩色を施しています。製作技法は精緻であり、伝統的な京仏師による優れた技術をうかがうことが出来ます。3躯とも竹田市西光寺と碧雲寺に伝存する肖像画(いずれも県指定文化財)の容貌に共通し、神像としての性格より、肖像彫刻としての性格が強く表れています。中川神社の御神躰として伝えられてきたために保存状態が良好で、製作当初の彩色をそのままに残しています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成13年4月3日
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第93号
  • 種別しゅべつ
    彫刻