文化財ぶんかざい検索けんさく

指定区分していくぶん

県指定/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

平安時代

エリア

国東市

県指定 有形文化財

もくぞうかんのんぼさつりゅうぞう

木造観音菩薩立像

国東市国見町大字櫛来3395 永明寺

県指定 有形文化財

もくぞうかんのんぼさつりゅうぞう

木造観音菩薩立像

国東市国見町大字櫛来3395 永明寺

髪の毛を結いあげ、左手には蓮の花を持っています。このような姿は、観音菩薩の特徴です。観音菩薩をはじめ、菩薩像は冠【かんむり】や首飾りをつけていることが多く、この像も冠や首飾りなどがあったのでしょう。

用語解説

  • 寄木造【よせぎづくり】

    寄木造(よせぎづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。

  • 衣文【えもん】

    衣文(えもん)

    仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

もっとくわしく

ヒノキを使った寄木造【よせぎづくり】の像です。ところどころに漆【うるし】の跡が残り、もとは漆が塗られていたことがわかります。また。左手に持つ蓮華の花は後の時代に補われたものです。
顔と体のバランスや衣のしわ(衣文【えもん】)の刻み方から、平安時代後半の作と推定されています。像高【ぞうこう】は100.8㎝です。

寄木造(よせぎづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。

衣文(えもん)

仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和44年4月22日
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第31号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    永明寺