もくぞうあみだにょらいざぞう
木造阿弥陀如来坐像
宇佐市院内町大門290-2 龍岩寺
もくぞうあみだにょらいざぞう
木造阿弥陀如来坐像
宇佐市院内町大門290-2 龍岩寺
写真では、真ん中の像です。たとえば螺髪【らほつ】や衣文【えもん】などが表現されず、ただただ仏の姿だけを刻んだ像です。阿弥陀如来は、はるか西の極楽浄土【ごくらくじょうど】に住むといいます。平安時代の後半、阿弥陀如来をおがむことで、命終わった後も、極楽に生まれ変わるという信仰が盛んになりました。
螺髪(らほつ)
髪の毛がとても長いことが、さとりをひらいた「如来」のからだの特徴のひとつです。長い髪の毛は、丸まってパンチパーマのようになっています、これを螺髪といいます。
衣文(えもん)
仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。
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螺髪【らほつ】
螺髪(らほつ)
髪の毛がとても長いことが、さとりをひらいた「如来」のからだの特徴のひとつです。長い髪の毛は、丸まってパンチパーマのようになっています、これを螺髪といいます。
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衣文【えもん】
衣文(えもん)
仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。
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一木造【いちぼくづくり】
一木造(いちぼくづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。
もっとくわしく
この像は、薬師如来【やくしにょらい】、不動明王【ふどうみょうおう】とともに、龍岩寺奥院の岩窟【がんくつ】に安置されています。国重要文化財の礼堂【らいどう】は、こうした仏をおがむための建物です。向かって右から、薬師如来、阿弥陀如来、不動明王とならぶ様子は、圧巻です。
阿弥陀如来坐像の像高【ぞうこう】は293.0㎝。クスを用いた一木造【いちぼくづくり】の像です。巨大な木から、この仏を刻んだことがわかります。仏の姿のみを刻んだデザインや技法などから、他の2躯【く】の像と同時に制作されたと考えられます。
一木造(いちぼくづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。
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指定年月日 1950/8/29 -
記号番号 彫第2126号 -
種別 彫刻 -
所有者 龍岩寺