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指定区分していくぶん

県指定/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

鎌倉時代~室町時代(14世紀)

エリア

国東市

県指定 有形文化財

もくぞうあみだにょらいざぞう

木造阿弥陀如来坐像

国東市安岐町両子1548 両子寺

県指定 有形文化財

もくぞうあみだにょらいざぞう

木造阿弥陀如来坐像

国東市安岐町両子1548 両子寺

阿弥陀如来は、はるか西の極楽浄土【ごくらくじょうど】に住むといいます。この像は、両手を体の前で組んでいます。この手の形は定印【じょういん】といい、あなたの話を聞きますよ、という意味があります。

用語解説

  • 寄木造【よせぎづくり】

    寄木造(よせぎづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。

  • 玉眼【ぎょくがん】

    玉眼(ぎょくがん)

    仏像をつくる時、人間のように眼が光るよう工夫された技術です。眼のかたちをくりぬき、裏側から水晶のレンズをいれます。レンズの裏側から黒目を描き、白い紙をいれてつくります。平安時代後半にうまれた技術です。

  • 衣文【えもん】

    衣文(えもん)

    仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

もっとくわしく

現在、両子寺【ふたごじ】の大講堂に安置されている像です。
張りのある顔や全体にボリュームのある体、衣のしわ(衣文【えもん】)は曲線を多く使った表現、寄木造【よせぎづくり】で細かなパーツの構造などから、鎌倉時代終わりから室町時代はじめ頃の作成と考えられます。
ヒノキ材を使った寄木造で、目には、光を宿す玉眼【ぎょくがん】の技法も使われています。
像高【ぞうこう】は 84.8mです。

寄木造(よせぎづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。

玉眼(ぎょくがん)

仏像をつくる時、人間のように眼が光るよう工夫された技術です。眼のかたちをくりぬき、裏側から水晶のレンズをいれます。レンズの裏側から黒目を描き、白い紙をいれてつくります。平安時代後半にうまれた技術です。

衣文(えもん)

仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成3年3月26日
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第78号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    両子寺