県指定 史跡
へぎどうけつ
枌洞穴
中津市本耶馬渓町今行
県指定 史跡
へぎどうけつ
枌洞穴
中津市本耶馬渓町今行
屋形川の右岸に開口する縄文時代の洞穴遺跡です。発掘調査によって、縄文早期から縄文晩期に至るまでのすべての時期に生活の痕跡が確認できており、縄文時代の遺物や埋葬人骨が大量に出土しました。人類学的にも希少な東九州を代表する遺跡といえます。
もっとくわしく
山国川の支流屋形川の右岸に開口する縄文時代の洞穴遺跡です。昭和49年から4次にわたって発掘調査を行い、土器等の遺物や埋葬人骨が大量に出土しました。
洞穴は、間口11m、奥行9m、高さ6mのドーム状を呈しており、上層部の縄文晩期(最後に堆積した新しい地層)から最下層の縄文早期(最初に堆積した古い地層)に至るまで、ほぼ縄文各期の文化層の堆積が確認されました。
縄文時代の変化を追うことができる、人類学的にも希少な東九州地方を代表する遺跡です。
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指定年月日 平成2年3月29日