県指定 有形文化財
ばいゆうあんこんどうしゃかにょらいざぞう
梅友庵金銅釈迦如来坐像
国東市安岐町大字西本
県指定 有形文化財
ばいゆうあんこんどうしゃかにょらいざぞう
梅友庵金銅釈迦如来坐像
国東市安岐町大字西本
小さな釈迦如来の像です。大分県の仏像は木でつくられたものが多く、金属でできた像はあまり例がありません。髪の毛には何も刻まず、シンプルなデザインの仏像です。
もっとくわしく
丸い顔に、大きめの肉髻【にくけい】、浅い彫りの衣文【えもん】。これらは平安時代末の仏像の特徴です。螺髪【らほつ】を刻んでいません。頭と体の側面に、継ぎ目のような線があり、つくる時に型を前後2つでつくったことがうかがえます。
写真では見づらいですが、各所に金メッキ(鍍金【ときん】)の跡があり、もとは金色の仏像であったとみられます。
像高【ぞうこう】は27.2㎝です。
螺髪(らほつ)
髪の毛がとても長いことが、さとりをひらいた「如来」のからだの特徴のひとつです。長い髪の毛は、丸まってパンチパーマのようになっています、これを螺髪といいます。
衣文(えもん)
仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。
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指定年月日 昭和58年4月12日 -
記号番号 彫第71号 -
種別 彫刻 -
所有者 地区