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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(工芸品)

時代じだい

応永4年(1397)・室町時代

エリア

国東市

県指定 有形文化財

ぼんしょう

梵鐘

国東市国東町大恩寺2432 文殊仙寺

県指定 有形文化財

ぼんしょう

梵鐘

国東市国東町大恩寺2432 文殊仙寺

いまのように時計がなかった頃、たいていの場合人々に時刻をしらせるのは、お寺の鐘でした。お寺の鐘は、むずかしい言葉にすると梵鐘です。この梵鐘は、応永4年(1397)に制作されたことがわかります。

用語解説

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

梵鐘には、イボイボ(乳【ち】といいます)がある区画(乳の間【ちのま】)と。その下に平たい区画(池の間【いけのま】)があります。
他の梵鐘と見比べないとわかりづらいですが、この梵鐘は池の間の下部に、他と異なり1本多く線があります。そのため、池の間の下に細長い小さな区画があり、これは宇佐市の大楽寺【だいらくじ】の梵鐘と同じデザインです。
銘文【めいぶん】があり、応永4年(1397)に「高田大工藤原貞正」が制作したことがわかります。全体の高さは、95.8cmです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和28年4月20日
  • 記号番号きごうばんごう
    工第1号
  • 種別しゅべつ
    工芸品
  • 所有者しょゆうしゃ
    文殊仙寺