国指定 重要文化財
せんぷくじかいざんどう
泉福寺開山堂
国東市国東町横手1913 泉福寺
国指定 重要文化財
せんぷくじかいざんどう
泉福寺開山堂
国東市国東町横手1913 泉福寺
泉福寺開山堂は、お寺を開いた僧、無著妙融【むちゃくみょうゆう】をまつるため、室町時代に無著妙融の墓とそれを保護する覆屋から構成されたお堂として建てられたものです。現存する建物は江戸時代のはじめに古材を用いて再建されたものです。
もっとくわしく
開山堂はお寺を開いた僧をまつるため、僧の木像や位牌【いはい】などを安置するためのお堂です。「泉福寺開山堂」は、泉福寺を開いた無著妙融【むちゃくみょうゆう】(1333〜1393)の墓とその覆屋から構成された建物です。室町時代の応永元年(1394)に建てられましたが、江戸時代の寛永13年(1636)に古材も使って再建したものが現在の「泉福寺開山堂」です。覆屋の中にある墓塔は石造無縫塔【むほうとう】です。無縫塔は鎌倉時代に禅宗とともに、日本に伝わったお墓です。無縫塔を構成する基礎、竿(柱)、中台などの石材は平面形が八角形になっています。開山堂も禅宗とともに伝わった禅宗様【ぜんしゅうよう】という建築様式です。規模は小さいですが、本格的な禅宗様式の開山堂として貴重です。
現在、泉福寺開山堂は鉄筋コンクリートの覆屋に入って保護されています。
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指定年月日 昭和25年8月29日 -
記号番号 建第911号 -
種別 建造物 -
所有者 泉福寺 -
附 開山無著和尚墓塔