文化財ぶんかざい検索けんさく

指定区分していくぶん

県指定等/有形文化財/建造物

時代じだい

室町時代・享禄5年(1532)

エリア

豊後大野市

県指定 有形文化財

ゆのさこせきどう

湯迫石幢

豊後大野市緒方町栗生

県指定 有形文化財

ゆのさこせきどう

湯迫石幢

豊後大野市緒方町栗生

神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。この石幢は高さが2.8mの四角形をした石塔で、龕部【がんぶ】や笠、棰【たるき】などには赤色や白色などの色が残ります。

用語解説

  • 種子【しゅじ】

    種子(しゅじ)

    仏を梵字1文字で表現したものです。

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

基礎・竿・中台・笠の各部が四角の重制石幢で、 総高は2.83mです。 竿の上部に月輪を刻み、蓮弁上に四仏の種子【しゅじ】を彫っています。龕部【がんぶ】は六地蔵と3躰の尊像が彫られています。正面の月輪左右には「金銀山」「六箱寺」という文字が彫られています。 そのほかにも、笠に長文の銘文【めいぶん】があり、享禄5年(1532)の紀年銘を記しています。 本願主は「阿闍梨慶□」とあります。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和51年3月30日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第117号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    地区