国指定 史跡
くまのまがいぶつ
熊野磨崖仏
豊後高田市田染平野・田染真中・田染上野
国指定 史跡
くまのまがいぶつ
熊野磨崖仏
豊後高田市田染平野・田染真中・田染上野
豊後高田市にある2体の磨崖仏【まがいぶつ】(崖に彫られた仏像)です。
崖から浮き上がるような彫り方が特徴です。国東半島の岩壁は硬いので、このような彫り方がされています。
もっとくわしく
熊野権現社境内の岩壁には、向かって右には如来像が、同じく左には不動明王二童子像が彫られています。平安〜鎌倉時代の作と考えられています。如来像は像高681.8㎝、不動明王像は像高807.0㎝で、県内の磨崖仏の中でも最大級です。なお、如来像の頭部上方には3面の種子曼荼羅(仏を表す梵字)が刻まれています。付近の元宮磨崖仏(田染真中)、鍋山磨崖仏(田染上野)は、「熊野磨崖仏」との関連性がうかがえます。
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指定年月日 昭和30年2月15日 -
記号番号 彫第3174号 -
種別 彫刻 -
管理団体 豊後高田市 -
附 附 元宮磨崖仏及び鍋山磨崖仏