国指定 史跡
いぬかいせきぶつ
犬飼石仏
豊後大野市犬飼町田原
国指定 史跡
いぬかいせきぶつ
犬飼石仏
豊後大野市犬飼町田原
犬飼町の山の中に、「不動堂【ふどうどう】」と呼ばれるお堂があります。その中の岩壁に掘られた穴に、高さ3.76mの不動明王坐像【ふどうみょうおうざぞう】とその他2体の仏像が彫られています。
不動明王とは、仏様を信じる人々を守る仏様のため、この仏像も猛々しい見た目をしております。この仏像は、鎌倉時代後期につくられたと考えられております。
もっとくわしく
犬飼町山間部の、「不動堂」と呼ばれる礼堂の岩窟に、凝灰岩の岩肌に像高3.76mの不動明王坐像【ふどうみょうおうざぞう】が彫られています。
不動明王像に右隣に矜羯羅童子【こんがらどうじ】が、左隣には制?迦童子【せいたかどうじ】があります。
不動明王は、信者を守るため仏であるため、目を見開いた厳しい表情で、左手を外側に向けて張り出すような、猛々しい雰囲気をもっています。
このように、平安時代の作風を残しつつ、この石仏が制作された鎌倉時代後期の豪快な彫り口で仕上げられています。
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指定年月日 1934/1/22 -
管理団体 豊後大野市