国指定 重要文化財
びゃくだんぬりあさぎいとおどしはらまき〈かぶと・おおそで・こぐそくつき〉
白檀塗浅葱糸威腹巻〈兜・大袖・小具足付/〉
大分市八幡987
国指定 重要文化財
びゃくだんぬりあさぎいとおどしはらまき〈かぶと・おおそで・こぐそくつき〉
白檀塗浅葱糸威腹巻〈兜・大袖・小具足付/〉
大分市八幡987
大友氏から柞原八幡宮に贈られたと伝わるよろいかぶとです。かぶとの形から、海外の影響を受けたものだと分かります。神社だけでなく海外ともうまく付き合っていた大友氏の姿がうかがえます。
もっとくわしく
この甲冑は、豊後国守護であった大友氏が柞原八幡宮に寄進したものだと伝わっています。甲冑の所々に大友氏の家紋である杏葉紋がみられます。兜は、椎実形【しいのみなり】、22間の筋兜で、眉庇【まびさし】は帽子のつばのような形をしており、南蛮甲冑の影響を受けた西国大名の新しい趣好も読み取ることができます。この甲冑は、日本の伝統的な形式を残しながら、海外文化の影響を受けつつ変化していく様式を示しています。
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指定年月日 1980/6/6 -
記号番号 工第2470号 -
種別 工芸品 -
所有者 柞原八幡宮