県指定 史跡
あいはらやまくびいせき
相原山首遺跡
中津市大字相原字山首
県指定 史跡
あいはらやまくびいせき
相原山首遺跡
中津市大字相原字山首
古墳から火葬への、お墓の変化が分かる遺跡です。現在は公園になっており、再現されたお墓を見ることが出来ます。
もっとくわしく
ひとつの墓域において、古墳時代終末期の古墳から火葬墓への系譜をたどれる稀有な遺跡です。特に近くにある相原廃寺とあわせて、この地方における渡来系の文化や、仏教受容の様相を解明する上で重要です。
古墳のうち、1号墳(古墳時代中期の円墳)のほかはすべての方墳で、2号及 び4〜8号墳は古墳時代終末期の古墳です。計16基を数える火葬墓は8世紀から9世紀に及び、うち1号火葬墓は3号古墳の主体部となっています。
遺跡のすぐ北には、白鳳時代の寺院跡のひとつである相原廃寺があり、また東には長者屋敷官衙遺跡(国史跡)がある。特に相原廃寺は、豊前地方に多く分布する寺院跡の中でも、百済系文化の要素の強い遺跡であり、この廃寺と 山首遺跡の方墳、火葬墓との関連が注目されます。遺跡は現在公園として整備されており、古墳や火葬墓が再現されています。
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指定年月日 平成22年3月30日