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指定区分していくぶん

県指定/建造物

時代じだい

室町時代・大永8年(1528)

エリア

豊後大野市

県指定 有形文化財

せきどう

石幢

豊後大野市三重町久田

県指定 有形文化財

せきどう

石幢

豊後大野市三重町久田

神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。この石幢は高さが3m弱あり、円形の大きな笠の直径は1mを超えます。

用語解説

  • 龕【がん】

    龕(がん)

    くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 内刳り【うちぐり】

    内刳り(うちぐり)

    仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。

もっとくわしく

この石幢は大楽寺跡にあります。高さは約2.80mです。
笠は直径1.31mと大きく、内刳り【うちぐり】も深く、軒には二重の棰【たるき】が表現されています。龕【がん】には、六地蔵と司命【しめい】・司録【しろく】2躯が彫られています。竿には銘文【めいぶん】があり、大永8年(1528)に、極楽往生を願う供養のために六地蔵を造立したことがわかります。

龕(がん)

くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

内刳り(うちぐり)

仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和47年3月21日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第67号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人