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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

室町時代・暦応2年(1339)

エリア

豊後大野市

県指定 有形文化財

せきどう(はやおばるせきどう)

石幢(早尾原石幢)

豊後大野市朝地町上尾塚

県指定 有形文化財

せきどう(はやおばるせきどう)

石幢(早尾原石幢)

豊後大野市朝地町上尾塚

石幢の「幢」という漢字には、「はた」の意味があります。すると、石幢は石でつくった「はた」ということができ、その「はた」の形が、この石幢の形です。図にあるように、大分県のほとんどの石幢は、笠の下に仏さまを刻んだ龕【がん】があり、この石幢は、石でつくった「はた」という石幢の文字が示す形を伝えるものといえます。

龕(がん)

くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

用語解説

  • 龕【がん】

    龕(がん)

    くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

  • 種子【しゅじ】

    種子(しゅじ)

    仏を梵字1文字で表現したものです。

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

この石幢は、高さは2.04m余りで、自然石の土台の上に、下から基礎、八角形の竿、笠、宝珠のパーツからなります。
竿の各面は板碑の形をし、それぞれに種子【しゅじ】銘文【めいぶん】が彫られています。銘文によれば、この石幢は一字一石塔【いちじいっせきとう】であったことがわかります。一字一石塔は、法華経【ほけきょう】の経文の文字1つを小石1つに書き、それらを埋めたところに建てた塔です。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和32年3月26日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第4号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人