せきぞうごりんとう(はさましごうりんとうぐん)
石造五輪塔(挾間氏五輪塔群)
由布市挾間町挾間
せきぞうごりんとう(はさましごうりんとうぐん)
石造五輪塔(挾間氏五輪塔群)
由布市挾間町挾間
県指定史跡「挾間氏五輪塔群」の内の3基の五輪塔です。1基は康永2年(1343)銘がある一方で、残りの2基にはありませんが種子【しゅじ】が薬研彫り【やげんぼり】で刻まれています。いずれも、挾間氏の墓と伝わります。
薬研彫り(やげんぼり)
石に文字を刻むときに、断面がV字になるようにする彫り方です。薬をすりつぶすための道具である「薬研」に形状が似ているため、薬研彫りと呼ばれています。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
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薬研彫り【やげんぼり】
薬研彫り(やげんぼり)
石に文字を刻むときに、断面がV字になるようにする彫り方です。薬をすりつぶすための道具である「薬研」に形状が似ているため、薬研彫りと呼ばれています。
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種子【しゅじ】
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
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金剛界四仏【こんごうかいしぶつ】
金剛界四仏(こんごうかいしぶつ)
金剛界では、大日如来を中心に、東に阿閦【あしゅく】如来、南に宝生【ほうしょう】如来、西に阿弥陀如来、北に不空成就【ふくうじょうじゅ】如来がいるといいます。
もっとくわしく
県指定史跡「挾間氏五輪塔群」の内の3基の五輪塔です。この史跡内では、30基近い五輪塔が集まっていますが、本来の組み合わせではないものも多く、有形文化財としてしてされた内の1基も、異なる水輪・地輪と組み合わせられています。いずれの、五輪塔も挾間氏の墓と伝わります。
①康永2年(1343)の銘があり高さは1.55mです。一部部材の組み合わせが異なります。
②紀年銘はありませんが、水輪に金剛界四仏【こんごうかいしぶつ】を示す種子を薬研彫り【やげんぼり】しています。
③同じく紀年銘はありませんが、各部材に五輪塔四方門の種子を薬研彫りしています。
薬研彫り(やげんぼり)
石に文字を刻むときに、断面がV字になるようにする彫り方です。薬をすりつぶすための道具である「薬研」に形状が似ているため、薬研彫りと呼ばれています。
金剛界四仏(こんごうかいしぶつ)
金剛界では、大日如来を中心に、東に阿閦【あしゅく】如来、南に宝生【ほうしょう】如来、西に阿弥陀如来、北に不空成就【ふくうじょうじゅ】如来がいるといいます。
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指定年月日 昭和47年3月21日 -
記号番号 建第60号 -
種別 建造物 -
所有者 龍祥寺