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指定区分していくぶん

県指定/建造物

時代じだい

明徳4年(1393年)・室町時代

エリア

豊後大野市

県指定 有形文化財

せきぞうほうとう

石造宝塔(川辺宝塔)

豊後大野市三重町川辺

県指定 有形文化財

せきぞうほうとう

石造宝塔(川辺宝塔)

豊後大野市三重町川辺

 川辺ダム入り口にある正明寺跡【しょうみょうじ】に建っている石の宝塔です。
 塔に刻まれた文から、逆修のために室町時代の明徳【めいとく】4年(1393年)頃に作られたようです。
 塔の屋根(笠)の部分は、室町時代の三重町周辺でよく使われた技法でできています。

用語解説

もっとくわしく

 川辺ダム入り口の正明寺跡に立つ石造の宝塔です。
 高さは2.35mで、塔身の四方に種子【しゅじ】が彫られています。屋根(笠)の装飾には、室町時代の三重町周辺で使われていた技法を用いています。また、笠の下部には朱色【しゅいろ】の塗料が残ります。
 銘文から、12名で結成された逆修講【ぎゃくしゅこう】によって、室町時代の明徳4年(1393年)頃に逆修のためにつくられたようです。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1958/3/25
  • 記号番号きごうばんごう
    建11号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    地区