県指定 有形文化財
かみやませきどう
神山石幢
豊後大野市三重町小坂
県指定 有形文化財
かみやませきどう
神山石幢
豊後大野市三重町小坂
神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。先端の宝珠【ほうじゅ】の一部は壊れていますが、全体に残りのよい石幢です。
もっとくわしく
高さは2.4mです。
竿・中台【ちゅうだい】・笠は円形で、笠には内刳り【うちぐり】があります。龕【がん】は八角形で、六地蔵と二尊像 (十王1躯と俗人1躯)を彫り、彩色【さいしき】のあとが残り、宝珠の一部は破損しています。
竿には銘文【めいぶん】があり、永正4年(1507)に道金と妙慶が、生前に供養する逆修【ぎゃくしゅう】のためにつくったことがわかります。
龕(がん)
くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。
銘文(めいぶん)
石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。
内刳り(うちぐり)
仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。
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指定年月日 昭和51年3月30日 -
記号番号 建第15号 -
種別 建造物 -
所有者 個人