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指定区分していくぶん

県指定/記念物/史跡

時代じだい

室町時代

エリア

豊後高田市

県指定 史跡

ふくままがいぶつ

福真磨崖仏

豊後高田市黒土・大岩屋

県指定 史跡

ふくままがいぶつ

福真磨崖仏

豊後高田市黒土・大岩屋

石で作られた覆屋【おおいや】(建物)に囲まれた凝灰岩の壁面に、大日如来【だいにちにょらい】を中心に観音【かんのん】や地蔵【じぞう】などが彫られています。仏像には墨書【ぼくしょ】や彩色が残っています。

用語解説

  • 龕【がん】

    龕(がん)

    くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

  • 曼荼羅【まんだら】

    曼荼羅(まんだら)

    簡単にいうと、密教で考えだされた、大日如来を中心とした世界の地図です。胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の2つの種類があります。

  • 胎蔵界【たいぞうかい】

    胎蔵界(たいぞうかい)

    画面の真ん中に大きく開いた蓮の花、その中心に大日如来がいます。そのまわりに、たくさんの仏が描かれます。胎蔵界の大日如来は両手のおなかの前で重ね合わせています。こうした両手のしるしを定印【じょういん】・禅定印【ぜんじょういん】といいます。

  • 金剛界【こんごうかい】

    金剛界(こんごうかい)

    密教でいう、世界の見取り図のひとつです。9つの区画にわかれ、上の段の真ん中の区画に、大日如来が1体だけ、その他にはたくさんの仏がいます。大日如来の姿は、胸の前で左手の人さし指を立てて、右手で握っています。忍者のようです。こうした両手のしるしを智拳印【ちけんいん】といいます。

もっとくわしく

唐破風【からはふ】付き石造覆屋に囲まれた凝灰岩の壁面に、浅い龕【がん】を掘り金剛界【こんごうかい】大日如来【だいにちにょらい】坐像を中心に金剛界四仏・六観音・六地蔵が彫られています。各像の眉・目・髭などには墨書や彩色が残っています。龕の外壁には胎蔵界【たいぞうかい】曼荼羅【まんだら】が陰刻されています。儀軌にとらわれない自由な表現は、六郷山仏教のーつの特色ではないかともいわれます。室町時代(南北朝時代)の作です。付【つけたり】の堂ノ迫磨崖仏【どうのさこまがいぶつ】は、応暦寺の奥の院に通じる山道の右側の崖に、六観音と六地蔵、発願者夫婦と思われる比丘【びく】・比丘尼【びくに】像等が彫られています。室町時代の作です。

龕(がん)

くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

曼荼羅(まんだら)

簡単にいうと、密教で考えだされた、大日如来を中心とした世界の地図です。胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の2つの種類があります。

胎蔵界(たいぞうかい)

画面の真ん中に大きく開いた蓮の花、その中心に大日如来がいます。そのまわりに、たくさんの仏が描かれます。胎蔵界の大日如来は両手のおなかの前で重ね合わせています。こうした両手のしるしを定印【じょういん】・禅定印【ぜんじょういん】といいます。

金剛界(こんごうかい)

密教でいう、世界の見取り図のひとつです。9つの区画にわかれ、上の段の真ん中の区画に、大日如来が1体だけ、その他にはたくさんの仏がいます。大日如来の姿は、胸の前で左手の人さし指を立てて、右手で握っています。忍者のようです。こうした両手のしるしを智拳印【ちけんいん】といいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和35年3月22日
  • つけたり
    堂ノ迫磨崖仏