県指定 史跡
たてのこふん
立野古墳
豊後大野市三重町大字上田原
県指定 史跡
たてのこふん
立野古墳
豊後大野市三重町大字上田原
豊後大野市にある、墳長約65mの前方後円墳です。北側はよく残っており、周溝【しゅうこう】や周溝を渡るための陸橋が残っています。発掘では墳丘から葺石やハニワが見つかっており、それらの特徴から4世紀後半につくられた古墳だと考えられます。
もっとくわしく
三重川の沖積盆地周辺に位置する、墳長約65mの前方後円墳です。本古墳周辺にはいくつかの小円墳が点在しており、その中心的存在といえます。後円部高は約6.5m、前方部高は約3.5mと、約3mほど比高差があります。墳丘から、壺型埴輪・円筒型埴輪や、人頭大の葺石の存在が確認されているなど、古墳時代前期の特徴を示しています。南側は削りとられてしまっていますが、北側は馬蹄型の周溝がめぐり、陸橋部が確認されるなど形状をよく留めています。
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指定年月日 1992/3/27