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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

鎌倉時代

エリア

別府市

県指定 有形文化財

かさとうば(きゅうふきじかさとうば)

笠塔婆(旧富貴寺笠塔婆)

別府市大字別府字野口原3030番地16 別府市美術館

県指定 有形文化財

かさとうば(きゅうふきじかさとうば)

笠塔婆(旧富貴寺笠塔婆)

別府市大字別府字野口原3030番地16 別府市美術館

 別府市美術館の敷地内にある笠塔婆です。高さは1.8mで、上部に釈迦を示す種子【しゅじ】の「バク」、弥陀【みだ】を示す「キリーク」を平底彫りし、その下の中央に文永6年(1269)の年号と、造立者【ぞうりゅうしゃ】として「広増」という僧侶の名前が入った銘文【めいぶん】が刻まれています。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

用語解説

  • 種子【しゅじ】

    種子(しゅじ)

    仏を梵字1文字で表現したものです。

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

 底部の幅広い板状の三角石柱正面を削平して塔身とし、笠を置いた上に請花【うけばな】と宝珠を乗せています。高さは1.8mで、上部に釈迦を示す種子【しゅじ】である「バク」と、弥陀【みだ】を示す「キリーク」を大きく平底彫りしています。その下中央に、文永六年(1269)の年号と、その両側に「造立者僧広増、右志者為往生極楽」と銘文【めいぶん】が刻まれています。富貴寺所在の笠塔婆に刻まれている「広増」と同一人物であると考えられています。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和47年3月21日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第59号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    別府市美術館