県指定 有形文化財
つきやまこふんしゅつどひん
築山古墳出土品
大分市本館崎
県指定 有形文化財
つきやまこふんしゅつどひん
築山古墳出土品
大分市本館崎
築山古墳から出土した銅鏡や南海産の貝の腕輪【うでわ】、鉄の矢じりなどの武器、鉄の鎌や銛【もり】などの農工具です。貝の腕輪は女性の人骨にはめられた状態で発見されました。
もっとくわしく
大分市本館崎にある築山古墳(国史跡)から出土した資料です。築山古墳は古墳時代中期の全長約90mの前方後円墳で、後援部から昭和7年(1932)に2基の緑泥片岩製箱式石棺が発見されました。北棺からは、女性の人骨一体が、南棺からは3体の人骨(うち1体は女性)が発見されました。北棺の女性人骨は両腕に、南棺の女性人骨は右腕に貝釧【かいくしろ】を装着した状態でした。北棺から出土した貝釧・碧玉製管玉【へきぎょくせいくだたま】、南棺から出土した捩文鏡【ねじもんきょう】、貝釧、ガラス小玉、鉄鏃【てつぞく】・鉄斧・鋤先【すきさき】・摘鎌・鉄鎌・刀子・馬具・銛【もり】などの多量の鉄製品や鹿角装【ろっかくそう】柄片などがあります。
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指定年月日 平成10年3月20日 -
記号番号 考第25号 -
種別 考古資料 -
所有者 地区