県指定 有形文化財
けんぽんちゃくしょくじゅういちめんかんのんらいごうず
絹本著色十一面観音来迎図
国東市国東町横手8378 神宮寺
県指定 有形文化財
けんぽんちゃくしょくじゅういちめんかんのんらいごうず
絹本著色十一面観音来迎図
国東市国東町横手8378 神宮寺
来迎【らいごう】は、命が終わろうとしている人のもとに仏が迎えに来ることです。来迎図は、それを絵にしたもので、阿弥陀如来【あみだにょらい】の来迎図が多くあります。この絵は、十一面観音の来迎を絵にしたもので、あまり例がありません。
もっとくわしく
絹に描かれた絵です。画面は縦86.4㎝、横34.9㎝で、部分的に後の時代の修理があります。大分県にのこる、中世の仏画【ぶつが】(仏を描いた絵)として、重要な作品です。
画面真ん中に、向かって右奥から雲に乗ってくる十一面観音菩薩を描いています。観音菩薩は正面向きに蓮の上に立ち、右手は手のひらを前にしておろし、左手にはハスの花をさした花瓶(水瓶【すいびょう】)を持っています。背景には、13本の光が四方に放たれています。
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指定年月日 2018/2/6 -
記号番号 絵第25号 -
種別 絵画 -
所有者 神宮寺